『たかが英語!』三木谷浩史
2010年に社内公用語英語化を実施した、
楽天の三木谷社長が書いた本書『たかが英語!』。
様々なメディアでも取り上げられましたが、
三木谷社長の意図するところや、
英語化への取り組み方法について本書には記されています。
当初は社員が自腹を切ることで英語学習への熱心さが増すことを期待したそうですが、
予想以上に苦しい取り組みをしている社員の存在を知るに及び、
会社をあげて英語への取り組みをバックアップする体制を整えたと言います。
社内英語化にともなって、英語が出来ることが売りであった社員が、
他の社員の中に埋もれていくといった現象もみられ、
まさに「たかが英語」という状態が形成されつつあるようです。
楽天の通常業務と同様に、
「仮説」→「実行」→「検証」→「仕組化」
というプロセスで社内の英語化を進めており、
「検証」のための指標の一つとしてTOEICテストを使ってます。
この点については、TOEICテストの有効性を検証する試みまで含んでいるようです。
私もTOEICテストの勉強に主に通勤車中で取り組み、
845点のスコアをとることができましたが(→こちら)、
まだまだ英語に不自由しないという状態には程遠い感じですので、
やはり実践と平行していくことが重要かと思います。
学校の英語教育も、「たかが英語!」といえるレベルを目指して行かなければ、
受験英語というガラパゴス化から抜け出すことが難しいという点についても、
本書で指摘されています。
英語学習の本としても為になりますが、
業務遂行の点からも参考になる本です。
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