格安スマホで生じた困った事態

スマホへの乗り換えに際して、ドコモやauなど大手キャリアではなく、
MVNOいわゆる格安スマホを選ぶことで料金を抑えられる昨今。

我が家でも奥さんがスマホへ切り替えるにあたって、
HuaweiのSIMフリー端末とIIJの音声SIMという組み合わせにして、
端末が34,000円、月々の料金が1,728円＋通話料と、
低料金に抑えることができました。

端末の性能も良く、通話や通信も快適で満足していました。

ところが、奥さんが子供会やPTAなどの連絡先へと、
アドレス変更のメールを送った時に状況が一変しました。

送ったメールが次々と送信不能で返ってきてしまうのです。
調べてみると原因は先方の受信設定にあることが分かりました。

docomoなど大手キャリアの携帯電話の初期設定は、
gmailなどパソコンからのメールを拒否するようになっているのです。

格安スマホの場合には携帯向けのメール、いわゆるキャリアメールが付いていないので、
相手がgmailを受信してくれないのは大変困った事態。

仕方がないので電話などで事情を説明して先方の設定を変えてもらい、
gmailが先方に届くようになりました。

しかし、これで事態が済んだわけではなかったのです。
今度は先方からこちらのgmailにメールを送れない事態が発生。

原因を調べてみると、今回は先方のメールアドレスに問題が。

メールアドレスに「...」など連続するピリオドを使っていたり、
＠の直前にピリオドが入っていたりすると、
gmailにメールを送ることができないのです。

これは、上記のメールアドレスがRFCという規約に違反していることに原因があります。

現在はdocomoでもRFCに違反したアドレスは作成できないのですが、
2009年4月以前には上記の連続するピリオド入りのアドレスが作れたので、
このような事態が生じているのです。
（docomoではセキュリティのためにこのようなアドレスを推奨していたそうです。）

とにかくこの件については対処不能なので、
LINEなど他の手段での連絡を行うことで凌いでいます。

格安スマホの普及に立ちはだかるキャリアメールという存在、
困ったものです。

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